U FACE by Oshima Takao
2010年、代官山Speak Forで開催されたOshima Takaoさんの個展に際して制作された書籍です。装幀およびエディトリアルデザインを担当しました。制作の過程では大島さんとの対話を重ね、言葉と造本の関係について多くの気付きを得る機会となりました。 すでにご逝去されていますが、心よりご冥福をお祈りいたします。 (以下、出版社紹介文より) 1995年に渡仏し、パリでフォトグラファーとしての基盤を築き上げたオオシマタカオ氏。その後、東京とパリというかけ離れた2つの都市を自らの「個」の力でつなぎ留めながら活躍し続けています。その彼をずっと魅了してきたのが、ポートレートとアーバンランドスケープ、この2つのかけ離れたモチーフでした。(中略) 「U FACE」とはUrban Faceの意。都市と人、その風貌の対比やリンクを試みるダブルスケッチを意味します。ポートレートは彼が東京とパリで出会ってきた俳優たちや映画監督、デザイナーやDJなど、モノクロームで撮りためてきたセレクション。ランドスケープは東京とパリのグラフィカルなカラー写真です。 異文化の間を行き来しつつ、膨大な量の人物との対峙を続けて来た、オオシマ氏だけが写真で綴れる「私的な都市ノート」は、多くの人々へ甘美な挑発をしかけてくれるでしょう。
Photos: Takao Oshima
Type
book